若者の転職
若人は転職したがる。誰もが一度は必ず転職したがる。(私リサーチ)
転職を考える若人には、理由はどうであれだいたいこんなことを言うか、心の中で思います。
「辞めてもいいんだよ、辞めても死なないから。」(仏の顔)
「辞めてもいいんだよ、市場価値を高めてから。
もしくはやりたいことがはっきりしているなら。」(俗世の顔)
前提として、「転職市場価値≒現職の年収」と捉えてください。
そう思う理由は自身の経験も踏まえて、下記3点にあります。
(1)業種・職種の転向は第二新卒が最後のチャンス……だけど……
働かなければ分からないことはたくさんあります。
入ってみて「これは道を誤った……」と思うことは多々あります。
私も「人材サービス・法人営業」→「IT・アプリケーションエンジニア」という
一見謎の多い転身を遂げました。
ただ、自分の中で腹落ちする理由はありました。
営業時代、人手不足になって求人広告を出しても採用できない企業が増えてきた
↓
企業がやりたいことは単純に人をあてがうことではなく、人を入れることで従来以上の生産性を上げることなのでは?
↓
これからどんどん人がいなくなるのに、採用で支援するのは立ち行かなくなるのは目に見えているから、業務まで入り込んで改善提案する仕事がしたいな。転職しよう!
そういう考えのもと、業務とITの両輪でお客さんの役に立てる現職に転職したのですが、やりたいことはITにあったのだと、新卒の就活でIT企業の最終面接辞退したことを100回以上後悔しました。
けれど、ブラック企業で死ぬ思いをして「あのときに比べたら何でもマシ」と思えるのと、転職屋さんの経験がなければ何をしたいのか見えてこなかったので、言うほど後悔していません。(どっちだよ)
第二新卒で採用してくれる企業は(規模や知名度は選ばなければ)思いの外たくさんあります。
なので、業種・職種の転換は可能です。ただしそれが最後のチャンスです。
例えば30歳2度目の転職で、あまりにも1社目2社目と乖離したポジションに応募して「業種・職種未経験なんですけど~」と言えば、
だいたいの場合、「じゃああなた20代何してきたの!?」ってなりますからね。
(まあ色々な会社があるので、一概には言えませんが……)
あと、「何が何でも一刻も早く転職したい」という気持ちでいっぱいの方が、特に見落としがちなポイントなんですが、
よっっっぽど珍しい経験をしていない限り、市場価値は皆無!!!(学歴はもちろん度外視)
雇ってくれるだけでもありがたいんだから、年収は高望みしない!!!
これは転職屋さんしていた時にも、自分が転職した時にも感じました。
まあ、転職先で市場価値を上げられるように頑張りましょうね。ということですね。(自戒も込めて)
(2)下っ端の連続でいいの????
私は入社1年目を連続2年経験しました。
しかも大学に5年通ったので、新卒ストレートの周りの友人が3年目を迎えているときに、私は2度目の1年目で「振り出しに戻る感」をめちゃめちゃ感じていたのをよく覚えています。
ただ、その下っ端経験から、下っ端スキル(雑務とか飲み会の幹事とか、疑問に思う前に黙々と作業する従順さ等)は上がりました。
でも、下っ端仕事ばかりだと気も遣うし、自由にできる仕事の幅がなかなか広がらないから、よほどのルーチンワーク好きでは無い限り、あまり面白みは感じないと思います。
また、下っ端仕事は誰もが通る道であるが故に、「できて当たり前の仕事」ですから、別に評価に跳ねるわけでもありません。下っ端仕事を効果的にこなして仕事(≒チャンス)をもらって初めて評価のスタート地点に立つのだと思っています。(当たり前のことですけどね)
理想的な流れとしては、下記の通りだと思っています。
「下っ端仕事頑張る→おいしい仕事もらう→評価(≒給料)上がる≒市場価値上がる→転職!」(もしくは辞めずに昇格を狙ってもいいんですけど)
ただ、若手の内に転職を繰り返そうとする人には、こんな悪循環が共通してある気がしています。
「下っ端仕事つまらない→おいしい仕事もらえないorもらう前に転職検討→評価上がらない≒市場価値上がらない→転職しても待遇もモチベーションもそのまま」
現職ではある程度仕事を自由に任せてもらえるようになり、マネージャーからの評価も上々だったので、なんて素敵な仕事~とか思っていた矢先、先日ちょっぴりいい話がきたので、2度目の転職を考えました。
でもそのときに「また下っ端仕事するの!?」と少々うんざりしたので、やめました。笑
下っ端仕事は非常に大切だと思っていますが、働ける時間は限られているので、そんなに何度も何度もやっていたら後れを取ってしまいますからね……。
(3)20代で2度目の転職は超考えたいところ。
いくら職種・業種の大幅チェンジをしたとしても、「2社目で何かしらスキルを極めれば、3社目でキャリアアップに繋がる」とは良く言われます。
現職がそういう色の強い会社で、若者の出入りも激しいです。
2度目の転職はもはや第二新卒では済ませられない、中途採用枠になります。
従って、2社目の業務経験と、より具体的なやりたいことが必要になります。それに対して各企業の出している求人がドンピシャではまれば、双方にとって幸せな転職となることでしょう。(自分がしたわけではないので一概には言えませんが)
ただし、こんな声もちらほら聞こえます。
【転職したい!と言う悪い例】
「年収が上がらないから」
→悪いと思う理由は(1)参照
「思っていた仕事と違った」
→悪いと思う理由は(2)参照
いないでしょ~と思われがちですが、いるんです!!!!!!
長くなったので、この辺で終わります。
5月病に負けずに頑張りましょう。
【総括】
・転職したい若人は多い。
・転職したからこそ分かる現実(再度の下っ端仕事、変わらない待遇等)が待っている。
・転職は、計画的に。
ブログの目的と概要
初めまして。あんぽめです。
26歳(もうすぐ27歳)OLです。
(1)何をしている人か?
職歴を並べるとこんな感じです。過去には追々遡ろうと思います。
①転職屋さん(1年)
新卒で入社した会社が月曜朝9時半からハチマキを巻いて営業電話を開始するような、
絵に描いたようなブラック企業でした。
洗脳されかけた私は、「死ぬ気で頑張ろう!」と思って頑張ったら本当に死にそうになったので、転職屋さんから転職しました。
②金融系のシステム屋さん(3年目)
真面目な理由もあるんですが、本音を言えばこんな気持ちで転職しました。
・ドブ板営業もうイヤだ。
・人が好きだからこそ人身売買に嫌気がさす。
・でも客と話したりじっくり考えたりするのは好き。
今はわりと向いていると思っています。
現職については、他の記事の中で詳しく書いていこうと思います。
(2)なぜブログを始めたのか?
「日常生活における心の折り合いの付け方をケーススタディとして蓄積するため」にブログを書こうと思いました。
つまりは「悩む時間を減らそう」ということです。
自分の悩みなり人の困りごと(むしろ愚痴の場合が多い笑)を消化するにあたり、
「あぁ~あのときはどう思ったっけなあ……」とか
「あの人はこんな事態に対してこう言ってたなあ」とか
喉元過ぎて忘れてしまった熱さを、また一つ一つ思い出して再構築するには気分も沈むし時間もかかります。
なので、自分の備忘録としても、読者の方との意見交換としても、言葉としてそのとき感じたことや得た考え方を残しておくことで、読み返した時に活力が湧くものにしたいと思っています。
最終的には「死ぬわけじゃないし、なんとなく明日も頑張ろう」という気持ちになって頂けたら幸いです。
(3)好きなこと
好きなことはハロプロと動物園のコアラを見ることと占いです。とってもインドア!
酒も好きですが、内臓の病気が怖いのであまり飲んでいません!!!!
以上が諸々の概要です。
末永くお付き合い頂けたら幸いです~。